POTTOのおはなし

他のブランドと全く違う仕事の仕方、

全く違うプレゼンテーション、

怖ろしいほど凄いパターン、

いつも見上げる存在で、気軽に何かを頼める感じではなかったPOTTOさん。

直でも聞けるのにすごく遠回しの人づてで聞いて、お店に置いてもらえると快諾をいただき、デザイナーの山本さんが西荻のお店にいらしてくださいました。

 

10年以上前、大きなアパレル会社でデザイナーをしていたころ、

会社のグレイの事務机に向かいながらコレクション雑誌をパラパラ見ておりました。

その中に載っていたPOTTOさんのコレクションは、アパレル会社に勤める私には何の参考にもならない、

異彩を放つ独自性とファンタジーに満ちたコレクションで、服のドレープが言葉になって波打っていたりして、

どうしてこんな事ができるんだろう、と

お金も技術も色んな事を含めて、その時の私にはかなわない事だらけで、山本さんは別世界に住んでいる人のように思えました。

 

私は東京で会社員としての生活しか知らなかったので、会社勤めをしないというのはイコール、生活ができない、人生終わり、とすら思っていました。

売れる服を作れ、ばかり言われて、古い雑誌の切り抜きをべたべた貼って営業チームにプレゼンをして、

もはや作りたいものが何だったのか、やりたいことって何だったのかもわからなく、でも会社を辞めようとは全く考えてもいなかった頃の話です。

 

その後もPOTTOさんは、人が歩かないどころかモデルじゃない人がただいつものように佇んだり、何かをしている不思議なショーをしたり、

普通の民家であるご自宅をお店として開放したり、

こうあるべきだ!と思っていたファッションブランドの有り方を、とても楽々と格好つけずに崩して自分らしく活動されておりました。

岡山にお引っ越しされて活動されている現在も含め、勝手にアパレルやファッションの従来の有り方にがんじがらめになって抜け出せないままの私にとって

POTTOさんは今も変わらず仰ぎ見る存在です。

 

そんなPOTTOさんのお洋服をお店でご紹介できることになりました。

8月から、毎月新しいお洋服がご覧頂けるようになる予定です。

山本さんがご自身で作る、一期一会の一点もののお洋服です。

POTTOファンの方も、まだあまり知らない皆さまも、

ぜひ楽しみにしていてください。

魅力をきちんとお伝えできるよう、頑張ってまいります。