暑い日が続きますね、
こんな毎日だと、普通の事をしていてもなんだか疲れてしまいます。
日本も暑すぎる夏はオフモードになればいいのに。
今日はお野菜のガラガラの話です。
ずーっと作りたくて、でも作る時間的余裕や根性が足りなくて実現できていなかったコレ、
展示会というちょうどよいタイミングを得てようやく実現できました。
初めはミシン仕事で目や葉や模様を入れようかとイメージしていたのですが
そうすると値段が高くなってしまう、
はてさてどうしたものだろうと悩んで、今回はインクジェットプリントを試すことにしました。
インクジェットプリントの利点は、色数が無制限で自由だということ。
普段、お洋服にプリントするときはシルクスクリーンプリントをしているのですが、
シルクだと色ごとに版を増やさなければならないので、多色プリントの時はかなりの大量生産を前提にしないと版の値段だけでも莫大になってしまいます。
滅多にやらないインクジェットプリント、なぜ滅多にできないかというと、ある程度のロット以下だとメーターの単価がとても高いからなのです。1メートル4000円くらいはしてしまうので、普通のお洋服に1メートル4000円の生地を使うとすると、
例えば、110㎝幅くらいの布でひざ丈の半袖のワンピースを作るとしたら、
着丈1m×2(前身ごろと後見頃) → 2m×4000円=8000円
生地代だけで8000円にもなってしまう!
そんなわけで全然気軽に使えないこのプリント、
経験値が足りない不安を抱えつつ、インクジェットの再現性を味方にして楽しく原画を作りました。
ダイソーで買った色画用紙や折り紙、
どこかで買った素敵なボール紙。
フリーハンドでチョキチョキ紙を切って模様を作ります。
カタチはあらかじめ布で模型を作って、それを展開して紙に写しましたよ。
この紙がなかなか素敵で(ちゃんとした紙屋さんで購入しました)、このジラジラとした模様が雰囲気良く生地の上に再現できました。
色も美しく、楽しいガラガラができて大満足です。
お野菜だからガラガラに使わなくてもオママゴトにも使ってもらえそう。
存在がシュールでもあるので、大人の方は飾りにしていただいても。
インクジェットプリントの工場、10年以上前に見学に行った事があるのですが、
本当に滅茶苦茶大きいプリンターです。家にあるプリンターを100倍くらい大きくした感じをイメージしてください。
家のプリンターでも綺麗モードでカラー画像を印刷すると時間かかりますよね、
まさにあんな感じ。
これは時間かかるわー、というのが正直な感想でした。高くても相応です。
また何か楽しいアイデア思いついたら試してみたいインクジェットのお話でした。
皆さま良い週末を。
cikolata
大石さちよ